2022.4.6

J2モンテディオ山形が見据える「スタジアム中心の街づくり」【ワクセル対談】

StoryNews編集部

J2モンテディオ山形 ワクセル

サッカーJ2に所属するモンテディオ山形。チームを運営する株式会社モンテディオ山形(相田健太郎代表取締役社長)は、2015年頃から新スタジアムの建設を検討してきました。3月15日に行われた記者会見で同社は「新たに建設するスタジアムの場所を天童市とし、山形県に利用の要請をした」と発表しました。

記者会見の翌日にNDソフトスタジアムで開催されたのは、ソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」を主催する嶋村吉洋氏と相田社長の対談です。多方面で活躍するプロフェッショナルとコラボレートし、社会課題解決の支援などを展開するワクセル。スタジアム移転で地方創生を目指すJリーグチームとタッグを組み、新たなプロジェクトをスタートさせようとしています。

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スタジアムがスタートの“街”

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同チームの現本拠地であるNDソフトスタジアムは併用から約30年が経過しており、老朽化が危惧されています。また、屋根が観客席の0.5%しかカバーしていないため、サポーターが応援する環境も十分とは言えません。相田社長は「札幌ドームはオランダの開閉式スタジアム『ヘルレドーム』を模倣して建設された。さらにプロ野球、日本ハムファイターズの新たな本拠地(北海道北広島)はスタジアムを中心に街をつくっている。マンション、老人レジデンス、子ども向け施設、ホテル、駅一体を開発している」とし「あらゆる企業を巻き込んで参入させる場所を用意した良い事例。私たちモンテディオ山形タウンのようにして、来場者がワクワクするような街にしたい。スタジアムをスタートとし、街全体がずっと楽しい状態でいられるようになれば」と構想を話しました。

モンテディオ山形の本拠地がある天童市は、空港や山形駅から車で約20分。立地条件は決して悪くはありません。一方、雪国であるという懸念があります。「県外の人にとって、雪は魅力的。雪で力を発揮できるテクノロジーを探していきたい」と相田社長。一方、嶋村氏は「ニセコのようになったら良い。山形は東京からも近く、ポテンシャルを感じた」と語りました。

老若男女が集まれば豊かに

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三世代世帯が多い山形県。一世帯あたりの所得は日本全国でも上位です。相田社長は「例えば高所得世帯の高齢者がスタジアム近くのレジデンスを購入し、孫たちを呼んで近隣でバーベキューなどができれば。サッカー観戦だけでなくアクティビティも楽しめる場所になれば、豊かになる」と理想を述べると嶋村氏は「大きなコミュニティを継続させるには、全体のお金の流れをつくること。それを突き詰めることが街づくりではないか」と提唱しました。

モンテディオ山形新スタジアムプロジェクト。2025年の運用開始を目指します。「2025年シーズンの最終戦が新スタジアムでできたら格好良い」と相田社長。山形に誕生する夢のような街、期待せずにはいられません。

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