2022.6.24
IT-BCP実現のための具体的対策とポイント|BCPとは?という基本から丁寧に解説!
ITシステムが企業活動を行ううえで欠かせないものとなるにつれ、有事の際にもITシステムを継続的に運用できる体制の確保が求められるようになりました。
そこで注目されるようになったのが「IT-BCP」です。
この記事では、BCP・IT-BCPの概要から実現に向けた具体的な対策方法やポイントについて解説します。
BCP対策とIT-BCP
BCP(Business Continuity Plan)とは、日本語にすると事業継続計画となり、災害発生時や非常事態においてもビジネスを継続できるよう、事前に計画を立てておくことを意味します。
具体的には、非常時のリスクと中核業務への影響を把握し、復旧を優先すべき業務やシステム・設備を検討した上で復旧手順を策定することです。
各部門がそれぞれの業務についてBCP対策を行ないますが、なかでもITシステムを中心としたBCPをIT-BCPと呼びます。
IT-BCPにおいては、災害・パンデミック・サイバー攻撃などのあらゆる非常事態を考慮し対策計画を立てていきますが、マルウェア感染なども発動の条件となるため、ほかの分野比べてBCP発動の判断が難しいとされています。
しかし、発動が遅れるほど被害が拡大・深刻化するおそれがあるため、検知や判断の方法の策定もIT-BCPでは非常に重要になってきます。