【ゼンデュア】突然の停電でPCのデータが消える!?一般家庭だけでなくビジネス領域でも活用できるポータブル電源の可能性
四季のある日本は近年、電力不足が危惧されています。特に夏と冬はエアコンの使用率が高まるため、大規模停電が起こりうる可能性も否めません。そこで注目されているのが、主にアウトドアで活用されていたポータブル電源です。
世界100カ所以上の国と地域で展開している電力専業ベンダー「ZENDURE(ゼンデュア)」の日本法人ゼンデュア・ジャパン株式会社はこのほど、高性能ポータブル電源「SuperBase Proシリーズ」とコンパクトサイズの「SuperBase Mシリーズ」をリリース。カントリーマネージャーを務める小原祐樹氏は「一般家庭だけではなく、オフィスや野外イベントといったビジネス領域でも活用できる」と話しました。
大学や鉄道の導入実績
ポータブル電源のマーケットは、年々拡大傾向にあります。生活スタイルの変化、気候変動、災害対策などが要因と言えるでしょう。小原氏はポータブル電源におけるグローバル市場について「2020年の460億円から、2025年には660億円ほどになると予測している」としました。ポータブル電源と聞くと、一般家庭がキャンプなどのレジャーや災害対策のために購入するイメージがあったのではないでしょうか。しかし、近年ではテレワーク環境構築のために導入している事業者もあります。
ある大学では、在学生に支給するパソコンを充電するために「SuperBase Pro」を導入しました。大容量かつ大出力で稼働できるため、複数のパソコンも問題なく充電が可能。また、移動して電源供給ができるため、充電の場所を選びません。また富山県の鉄道、万葉線でも導入実績があります。2022年8月5日~8月21日に万葉線は沿線をライトアップさせる野外イベントを企画。固定電源からの電力供給が難しかったため、同製品が役立ちました。
小原氏は「近年ではフリーアドレスのオフィスも増えてきた。しかし、電源が適切な場所に無いというケースもしばしば。電源の位置を変更させると多大なコストが発生する。そこでポータブル電源を選ぶ事業者が増えてきている」とし「大容量、大出力の電源を持ち運んでビジネスができる時代。例えばカメラマンや、ドライヤーを使うスタイリストといった専門性の高いビジネスパーソンにも勧めたい。また、ジェネレーターの騒音に悩まされているキッチンカーなどにも適しているのでは」と、ポータブル電源の可能性について言及しました。
UPS機能でデータ消失のリスクヘッジ
突然の停電で懸念されるのがデータの消失です。パソコンの電源がいきなりショートして、作業中のデータが消失してしまう事例は多々あります。SuperBase ProシリーズにはUPS機能(無停電電源装置)が搭載されており、停電が発生した際は自動で電力の供給元を切り替えることができます。オフィス内のみならず、ノートパソコンでテレワークをするビジネスパーソンも増えてきています。万が一の停電で作業がストップしてしまえば、業務に支障が出るでしょう。リスクヘッジの観点からも、ポータブル電源は現代ビジネスにマッチしていると言えます。また、SuperBase ProシリーズにはSIMが内蔵されており遠隔操作が可能。スマートフォンに専用アプリをインストールしておけば、入力制限などの詳細を設定することができます。セキュリティ対策も安心できるスペックです。
社会の急激な変化に対して、永続的な安心が求められる昨今。レジャー用品、災害対策用品からビジネス用品へと活用の幅を広げているポータブル電源は、注目すべきツールの一つとなっています。