ゲーム特化型ブロックチェーンOasys、国内暗号資産取引所bitbankに上場へ
ゲーム特化型ブロックチェーンOasys PTE. LTD.は、基軸通貨であるOASトークンの日本最大級の暗号資産取引所bitbankへの上場が決定したと1月31日に発表した。
世界第3位のゲーム市場、日本での拡大を期待
日本は、アメリカ、中国に次いで世界第3位のゲーム市場規模を誇るゲーム大国。ブロックチェーンゲームの認知の高まりとともに、少しずつ、ユーザー人口は増加している。
いっぽうで、UXの分かりづらさなどの課題から、既存ゲーマーの多くは、ブロックチェーンゲームのプレイ経験が、未だ少ないのが現状だ。
大手ゲーム会社のブロックチェーンゲームの参入が今後の鍵
Oasysは、今後、大手を含む多くのゲーム会社が本格参入し、既存ゲーマーに魅力的なゲームタイトルが登場してくると、ブロックチェーンゲームに興味を持つプレイヤー層が格段に広がると期待している。今回の日本でのトークン上場で、日本のゲーマーが、Oasys経済圏でブロックチェーンゲームをプレイしやすくなった。これにより、プレイヤー層の拡大に大きく寄与するものと捉えている。
取引手数料の無料化と高速取引処理が特長のOasys
Oasysは2022年2月に発足したゲームに特化したブロックチェーンプロジェクトだ。バンダイナムコ研究所などの大手ゲーム会社やWeb3企業など計21社で構成されている。独自のアーキテクチャでユーザーに対して取引手数料の無料化と取引処理の高速化を実現するのが特長。
ビットバンク株式会社 事業開発部 部長 桑原 惇 氏は「Oasysはゲームに特化したブロックチェーンだ。ゲーム産業を本格的に巻き込んでいけるような基盤を構築し、GameFi領域のエコシステムの拡大に繋がることを期待している」と話す。また、今回のbitbank上場決定について「Oasysは、グローバルに挑戦する日本発のブロックチェーンプロジェクト。国内のゲーム事業者がweb3領域に足を踏み入れるきっかけになればという思いで選考を行った」と述べた。
Oasys Director 森山 大器氏は、「Web2では欧米に後塵を拝した日本がWeb3で巻き返しを図る切り口として、ブロックチェーンゲームはIPとゲーム開発力において日本の強みが生きる領域」「ブロックチェーンゲーム市場が立ち上がろうとするこのタイミングで、日本を中心としたゲームエコシステムを盛り上げることは極めて重要」と期待を語った。
【併せて読みたい】Oasys Representative Director 松原亮氏の記事はこちら