2023.6.19

いまバリ島が選ばれる理由は?アヤナエステートで「プチ親子留学」

StoryNews編集部


新型コロナウィルスは収束の兆しをみせ、5月8日には「新型インフルエンザ等感染症(2類相当)」から「5類感染症」に移行された。政府による日常生活における一律の感染対策や、陽性者や濃厚接触者への外出自粛も求められなくなった。

コロナ5類移行を受けて、海外旅行需要が高まっている。今年の夏季休暇や秋のシルバーウィークではゴールデンウィークの4〜5倍(※)が海外旅行への意向を示しているという。

※出典:日経MJ

日本では2020年1月に初めてコロナ感染者が確認され、2020年の日本人出国者数は、前年比84.2%減の317万4,200人(※)となった。今年4月29日以降、日本の再入国にワクチン接種証明書も陰性証明書も不要となり、現在も入国制限を続ける国以外の旅行はコロナ禍前のスタイルに戻ったともいえる。海外旅行需要が高まるのもうなずける。

※出典:日本政府観光局

円安の影響で、バリ島の人気が高まる

一方で、国内に比べると海外旅行の動きは鈍いのも事実。旅行客を足踏させる理由のひとつは、円安と物価高などの情勢だろう。これまで人気だった欧米はまだまだ敬遠されている。そのような中で選ばれているのはアジア圏だ。

特にインドネシア・バリ島は『2023 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト 観光地』の「アジアトップ10」 で1位、「世界トップ10」では2位を獲得しトレンドとなっている。欧米各国に比べ、リーズナブルにリゾートを楽しめることが選ばれている要因の一つと言える。

どこか懐かしい日本の原風景が広がる

バリ島と言えばビーチのイメージが強く、南国リゾートの印象を持つ人も少なくないだろう。しかし、海だけでなく山や森などの自然も観光ポイントだ。バリ島中部にはジャティルイ・ライステラスという世界遺産となった棚田がある。バリ島ではジャティルイ以外にも田んぼが点在しており一年を通じて稲が育つ。田植えや収穫の時期も場所により異なるため、ある場所では田植え、他の場所では稲刈りと景色が変化する。

「子どもの頃に親しんだ景色に似ている」という日本の観光客の声も多い。雄大な自然、素朴な雑貨、茅葺き屋根の家など、どことなく日本人が懐かしさを覚える風景もバリ島の魅力となっている。

アヤナエステートの予約は、昨年の3.2倍

アヤナリゾートバリほか4つのホテルとレジデンスが90ヘクタールという広大な敷地に隣接しているアヤナエステートの担当者は「パンデミックが収束に向かったことで、予約数は前年同期比3.2倍となっている」と話す。

同施設内では、7月から未就学児を対象とした東南アジア初のガイドポストによるリゾート内エデュケーションキャンプを導入大自然の中で、異文化を感じながら英語や中国語を体験できるプログラムだという。いわゆる親子のプチ留学。「1、2週間程度の滞在で、子どもに英語教育をさせたいというニーズも高まっている。ニーズに合わせてホテル内のレジデンスも月単位ではなく、週単位での貸し出しをスタートさせた」(同ホテル関係者)。

また、バリ島周辺の観光スポットと言えば「コモドドラゴン」や「ピンク・ビーチ」、「青の洞窟」などが挙げられる。これらは、バリ島から飛行機で約1時間半のフローレス島で楽しむことが可能だ。アヤナグループはフローレンス島唯一の5つ星ホテル「アヤナ コモド ワエチチュ ビーチ」を保有。「バリ島観光と合わせてフローレンス島の滞在を希望する旅行者も多い。コロナ禍で長期間、海やプールを楽しめなかった家族も多いはず。子どもに非日常の経験をしてもらいたいと考える親がバリ島旅行を選択する傾向にあるのでは」と考察した。

「純粋に近くて安価なリゾートを楽しみたい」。「子どもに貴重な体験をさせたい」。様々な要素から、海外旅行先のチェックリストに名を連ねているインドネシア・バリ島。バリ島は5月から9月が観光のベストシーズンでありコロナ収束後、初の海外旅行先として選ぶ人も多いだろう。 

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