2021.8.11
シングルサインオンでよく聞くSAML認証とは? 仕組みの概要、導入のメリットを解説!
シングルサインオン(SSO)を実現するための手段として、SAML認証はよく話題に挙げられます。しかし、名前は聞いたことがあっても具体的な仕組みや他の方式との違いまではわからないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SAML認証の概要や仕組み、認証の流れから、導入のメリットまでわかりやすく解説します。併せて、SAML認証と一緒に聞くことの多いOAuthとの違いについても見ていきましょう。
SAML認証とは?
SAMLはSecurity Assertion Markup Languageの略称で“サムル”と読みます。
SAML認証はインターネットドメイン間でユーザー認証を行なうためのXML(マークアップ言語)をベースにした標準規格です。一度のログインで複数のサービスにログインできるシングルサインオンを実現するための規格として利用されることが多いです。
SAML認証を用いたログインの際、ユーザー認証だけでなく属性情報も認証できるため、ユーザーのアクセス範囲も制限できるという特徴を持ちます。
つまり、SAML認証を用いればシングルサインオンを実現できることに加え、一部の機能は特定の部署のみにしかアクセスさせない、といったアクセス制御も可能です。
シングルサインオンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。