2021.6.14
製造業のテレワークの鍵はIoT! 導入手順や課題、解決策を解説
働き方改革や新型コロナウイルスの影響によって、テレワークは業界や職種を問わずに広く普及し始めています。しかし、現場での業務が多い製造業ではテレワークの実施は難しいと考えている人も多いのではないでしょうか。
製造業でテレワークを実施するためにはいくつかの課題を解決する必要があり、そのための鍵としてIoTの存在が挙げられます。
今回は、製造業でテレワークを実施するための課題やIoTを活用したテレワークの導入方法について解説します。
テレワークは製造業でも導入可能?
結論から言うと、製造業でもテレワークの導入は可能です。実際にカルビー株式会社や日産自動車株式会社では既にテレワークが導入されています。
カルビー株式会社では2017年4月からモバイルワーク制度を開始し、同年7月には本社勤務社全員を原則モバイルワークとする“テレワーク・デイ”を試験的に実施するなど、積極的なテレワーク導入への取り組みが行われています。
また、日産自動車株式会社では、2006年からテレワークの制度を取り入れており、少しずつ制度や環境の整備を進め、今では多くの社員がテレワークを利用するようになっているそうです。
これらの事例からも分かるように、製造業でテレワークを導入する際には、はじめからすべての業務をテレワークで対応しようとせず、テレワークが可能な部分だけを切り取って段階的に進めていくのが良いといえるでしょう。
現場など直接製造に関わる部門はテレワークの導入が難しい部分ですが、IoTを導入することで実現できる可能性があります。